群馬県 沼田市より


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2006年3月29日(水)
剪定後の作業

剪定が終わると、次は切った枝の切り口に薬を塗る作業です。基本的に一円玉くらいの大きさ以上の切り口にはすべて薬を塗布します。難しいことは何一つありませんがなかなか面倒な作業なのです。しかしこれをやらないと切り口から”腐らん病”という恐ろしい病気が入りりんご樹を枯らせてしまう恐れがあるのです。
黙々と作業するためついついうわの空で考え事をしたり、選抜高校野球の結果が気になったりしてしまいがちです。
ちなみにこの”腐らん病”は主に傷口から侵入し表皮細胞を殺しながら広がっていき部分的に樹を枯らします。多かれ少なかれ毎年どこかの樹のどこかの枝で数カ所は発生するものですが、早い段階で見つけて処理すれば直りますが、手遅れになるとその枝を切り落とさざるを得なくなります。小さな枝ならまだしも300〜400個の実がなる大きな枝がやられてしまうこともあるんです。
ハシゴに登るのにも疲れてくると高い位置の小さな切り口は見落としたことにしてしまおうという悪魔のささやきがよぎるのですが、数万円が吹っ飛ぶことを思えば面倒でもちゃんとやります。でもこの作業は早く終わりにしたいな〜という気持ちです。


2006年3月26日(日)
講習会
この日は偉大なりんごの先生が群馬にやってきてくれました。東北の山形県でりんごを生産する清野さんという方。業界では知る人ぞ知る屈指の方です。りんご生産の腕前もちょっと飛び抜けています。私はこの方ほどりんごの生理を理解し、何を聞いても納得のいく答えを返してくれる人に会ったことがありません。しかも講習会もユーモアがあって楽しいのです。これまでも目からウロコものの話をいくつも聞いてきました。先生の好意と、地元の方の努力によって年に数回群馬にも足を運んでくださっています。自分の技術の向上のためにもこれからも学び続けたいと思います。
(中央に小さく見えるのが清野先生)
2006年3月23日(木)
衝撃・・・!in 横浜検疫所

この日は横浜検疫所へ視察に行ってきました。りんご輸出の動きが出てきている中、少しでも情報や知識を蓄えようという狙いです。地元のりんご組合青年部という10数名のグループがあるのですが、その仲間たちと一泊横浜への研修旅行として訪問してきたわけです。輸出の事に関しても少なからず学ぶことが出来ましたがここでお話ししたいのは輸入。特に輸入食品に関してです。そこには衝撃の事実が・・・!以下は検疫所とは別の所属のある方から受けた説明も交えながらお話しします。

 我々はあまりにも知らな過ぎたのかもしれません・・・。そこで目にしたのは2〜3年もの間ポリ容器に入ったまま屋外に野積みにされた輸入食品の数々。ワラビ、竹の子、キュウリ漬け、ニンニクなどなど。そしてこれらの事実上決して新鮮とはいえないものが食品衛生基準を満たした上で広く出回って日本人の口に入っているという事実。どういうことかというと、商社が大量に仕入れた輸入農産物が物によってはここで数年間もストックされ、それらが必要に応じて食品製造業社へ流れて加工食品となるわけです。一般消費者が商品から見て取れるのは賞味期限と製造した場所。その農産物がいつどこで作られたかはわかりません。つまり生産国もわからない薬漬けにされていた物でさえ我々は食べている。日常的に・・・。

 もちろんすべての輸入食品がそうではないし、輸入食品が悪いと言うことでもありません。先にも述べたとおり、基本的にすべて食品衛生基準をクリアしているのだからすぐに人体に害を及ぼす事はないかもしれません。しかしそれでもクリアできるという基準そのものにも疑問を持ってしまいます。長い目で見て本当にその基準は我々の体を守ってくれるのかという疑問です。

 我々日本人が日々の食料の多くを輸入品に頼っていることは周知の事実です。日本の現状として、その事実を受け入れざるを得ないことも確かです。それを今すぐどうこうできる訳でもありませんが我々の食事や体について多くを考えさせられました。そして私はりんごの一生産者として”りんごは体に良い”というあたりまえの事実を、国内はもちろん輸出する際にも消費者に対して今まで通り自信を持って言える生産をしていく責任を強く感じました。

2006年3月21日(火)
せん定作業終了

冬の一番大きな仕事”せん定が”終わりました。昨年よりも1週間早い終了となりました。2月以降の天気が良く雪解けが早かったため仕事がはかどったことが一番の要因です。せん定が終わっても切った枝を片付けたり、枝の切り口に薬を塗ったりとまだまだやるべき事は多いのですが、ひとまず一仕事終えた気分です。
お彼岸を迎えるとグッと春らしくなってきてりんごは発芽の準備を始めます。発芽は4月頭頃になるでしょうか。桜の開花予想に伴いりんごも少し早めの発芽となる予定です。
現在も少しづつ樹が眠りから覚め根が水分を吸い上げてきています。樹に触れているとそれがわかるんですよ。一番寒い時期にはカチカチに堅かった枝が水分を帯びてしなやかになってくるんです。


2006 3月15日(水) FOODEX JAPAN 2006(国際食品見本市) in 幕張

3月15日、幕張で行われたFOODEX JAPAN 2006に行ってきました。以前から行ってみたいと思っていましたがついに今年見に行くことができました。日本のブースはもちろん世界各国のブースがあり生鮮品、加工品、お菓子、飲料、ワイン、特産物など様々な、本当に様々な食品が出展されていました。ホント、ちょっとここでは言い尽くせません。

 驚いたのは食品の種類や何よりも会場の広さ。会場は大きなテナントを4つ使用して4ヘクタール近い面積。その中で世界各国の食文化競争が行われているのだからもうパニック状態に近い。

 個人的にはジャムなど世界の果物の加工品や日本の輸出食品ブースで青森のリンゴなどを見たかったのですが・・・。いや、見るには見られたんです。ただ圧倒的な品数の食品や世界各国の美人を前に目移りしてしまい、インドカレーやベルギーチョコ、スリランカのパンなど頭は完全に試食モードに。そうこうしているうちに予定していた3時間があっという間に過ぎてしまって慌てて加工品を見たけれども詳しい話を聞く時間がなくなってしまったという結果。やれやれです。

 このイベントは3日間開催されていましたが3日間いても飽きないし、すべては見尽くせないと思いましたね。来年はもう少し商品を絞ってじっくり見ようと思います。

合計8ホールある中の1ホール。すごい活気でした。

イタリアのジャム。砂糖をまったく使っていないのにゼリー状に仕上げている。果物の甘さそのままでほんのり甘くおいしい。

同じくイタリアの加工品。

メキシコ料理も豊富でした。

台湾バナナ。ディスプレイが目を引きました。





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