群馬県 沼田市より


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2006年4月28日(金)
雪ん子りんご 掘り出し!
 ついに雪ん子りんごを掘り出す日がやってきました。
 場所は沼田市たんばら高原、ペンション村。沼田市りんご組合の有志が集まり全員での共同作業を経て昨年12月に雪の中に埋めたりんごが姿を現しました。雪の中は温度が一定だけでなく湿度も保たれることから冷蔵庫よりも良い状態で保存できることが特徴です。NHKや群馬TVまた各種新聞社の方々にもお来しいただき賑やかな中での掘り出し作業でした。

 その模様をNHK”おはよう日本”で生中継するとあって、我々もTV局の方々とペンション村に前泊。準備やリハーサルなど行いました。当日も朝5時頃から準備開始。まだまだ残雪多いたんばら高原では朝晩はかなり冷えます。
 私自身、生中継の撮影は初めてでした。予想はしていましたがリハーサルとか結構入念にやるんですね。雪の中からりんごが出てくるシーンを放映するのですが何度雪を掘ってはまた埋めてを繰り返したことか。でもそのおかげでいいイメージを放映できるのだから逆にテレビ局の方には脱帽しました。
 さて、掘り出しに関しては15年目を迎えた今回はスムーズでした。何度も悩まされてきたネズミの被害も皆さんの知恵あって最小限に抑えることもできました。埋めたりんごの中には傷んでしまうものもありますが、それらを除けば7〜8割はみずみずしさそのまま!この季節は陽気が暖かいだけに常温だとどうしても日持ちは良くありませんが寿命が短いこともまた可愛いらしさを感じます。作業の後に食べたりんごは秋の実りを思い出させてくれました。




ペンション”ティータイム”ここの方の協力あっての事業です。


掘り出し作業。寒さも吹き飛びます。
  
  出てきたたくさんのりんご達    天気が良いのが何よりでした   ハリがあって食感もパリッ!

2006年4月8日(月)〜11日(月)
輸出への取り組みVol.2 シンガポール視察
  
 熱帯の国シンガポール。この国は香港と並んで貿易がとても自由な国。農産物の輸出に関しても関税などが無く、通関もとてもスピーディーなのが特徴。鮮度も重要な青果物にとっては非常に優れた受け入れ環境があります。それもあって今回訪問したわけです。まずは香港でもどちらでも良かったのですが、シンガポールへ行ったのには多民族が入り混じる特殊な文化を持っているという点で惹かれたこともあります。
 
さてシンガポールに降り立ち、乗ったタクシーの人なつこい運転手にそれとなく聞いてみた。
「日本食は好き?」
「オー日本食、好キダヨ。そばモ寿司モ食ベルヨ。子どもモスナックガ大好キサ」
と、まずまず期待どうりの反応。
「タダ刺身ハ駄目ダ。チョット気持チガワルイ。」
「日本でりんごを作っているんだ。」
「オーりんご?日本ノりんごハ素晴ラシイ。大キクテ綺麗ダ。食感モイイ。」
「でも少し価格が高くない?」
「ウーン・・・デモ、シンガポールニハアチコチデ沢山日本ノりんごガアル。イイりんごダヨ。」
と、核心には触れずにとりあえず褒めてくれた。いいのか悪いのか。
 そんな期待と不安の混じる中で、まず現地で向かったのは日本の食品があふれる高島屋、伊勢丹、そして明治屋。ご存知の方もいると思いますが、あるんです日本のデパートが。シンガポールは高層ビルが立ち並ぶ近代的な国ですが、それでもこれらの日本のデパートはかなり高級感がありました。

農産物を含めた食品売り場は全体の半分近くが日本のもの。コアラのマーチ、おとなのふりかけ、納豆、豆腐、にんじん、大根などなど、およそ日本の小型スーパーと変わらぬ品数があるのではないかというほどの日本食にビックリ。日本の息がかかっているからそれも納得はいきますが。ただ現地で日本食がかなり浸透しているのも事実だそうです。日本食は健康に良く安全でおいしいというイメージが定着しており現地の人にも広く受け入れられているようです。


 りんごに関しては、ありました、青森産のりんご。主に”ふじ、王林、むつ、金星”など。青森りんごはかなり以前から輸出の実績もあり定着している感があります。でも扱いは高級品。他の中国産やニュージーランド産りんごとは一緒にされずに特設ブースで販売促進が行われていました。

 良く比較されるのは中国産りんごとの価格差。興味はありましたが実際見てみると歴然!日本のりんごが現地価格で1個250円くらいするのに対して中国産は35円くらい。なんと7〜8分の1。こりゃ勝てない・・・と、これだけ見るとそうですが、それは早合点。品質を見るとやはり色つや、味の濃さなど日本のりんごは優に勝っています。

日本産も中国産も両方売れている訳がやっぱりあるんですね。極端に言えばブランド品と100円ショップ品というように住み分けができているのです。ある程度の所得がある人なら、ちょっぴり背伸びすれば届く贅沢品なようです。さすがに常食するというわけには行かないようですが。

 その他いろんな食品売り場を見ましたが上記3つの店ほど日本食の割合は多くなかったものの、レトルトの食品やスナックなどは結構あり、農産物も新潟産しめじなどはいろんな所で見かけました。


 今回シンガポールで訪問したJETRO(日本貿易振興会)の岩上さんという方にも親切な対応と現地の人の習慣やシンガポールの事情など多くの情報をいただきました。まだまだ我々は輸出に関して初歩的な情報収集の段階ですが、希望を胸に帰って来ることができました。これをぜひ今後につなげて行きたいと考えます。

シンガポールの高島屋
右となりに伊勢丹


明治屋の青森りんご


これ全部日本産の野菜です。


明治屋の日本と中国のふじ
2006年4月3日(月)
りんご発芽
 寒くて雪の多かった冬も明け、りんごも無事に発芽しました。時期も通常の年よりも4〜5日早まりましたが順調です。1週間前後の発芽の早遅は特に生育には何も問題ありません。極端に20日も1ヶ月もずれ込むと多少問題はありますがそんなことはほとんどありません。

 ただ、早く発芽すると作業も生育に沿って前倒しになってくるので気分的に少しせわしいのです。だから一般的に生産者には好まれません。マイペースな冬の生活を少しでも長く堪能していたいという気持ちからですね。何はともあれ発芽してしまった以上今年もまた一年が始まるなという気分。気を引き締めて頑張ります。

写真は4/12撮影。4/3の発芽時には写真でははっきりわからないためです。






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